雨の日の遊び
2022/06/07
関東地方が梅雨入りしました。
大人なら室内で読書・・・なんて考えるところですが、子どもたちはじっとしていません。
タライやアクリル板を屋根にして園庭を歩き回る子。
タープから落ちてくる雫に気づき、ビンに集める子。
鉄棒の雫を集中して友だちと協力して集める子。
子どもたちが遊びを通して獲得していく非認知能力を、どの遊びが、どの能力を育むというふうにデジタルに考えることはできません。東京大学の遠藤先生たちは、非認知能力を大きく「自己に関わる心の力」と「社会性に関わる心の力」に分け、例えば、前者には「好奇心」「意欲」(おもしろいことだったらもっとやってみたいと思える力)といったもの、後者には「協調性」「協働性」(他の人と助け合いながら事をすすめていく力)などを例示しています。
「こんな雨の中、わざわざ外に出て遊ぶなんて・・・」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、雨の日には、雨の日にしか得ることのできない貴重な「遊びの場=学びの場」があります。寒い思いをして風邪をひくことのないように気をつけて、子どもたちのダイナミックな「遊びの場=学びの場」を見守り、保育を行っていきたいと考えています。